砂風呂で一汗かいた後は、美味しものを食べに霧島の街に繰り出します。
意外に、夜遅くまでお店が開いています。
まずは、地のものを食べたいと思い、老舗のお店に顔を出します。
お店の名前は、「さつま味」
お店に入るとカウンター席に通され、目の前には大将がいました。
東京からの旅行客であることを、いくつかお勧めの料理を紹介されます。

「地鶏刺し」(¥750)
綺麗なピンク色した地鶏のお刺身です。
大将から、店先のガラスケースに飾っている鹿児島地鶏の剥製を紹介されました。
風貌は軍鶏のような感じだったのですが、肉質は柔らかくサッパリとしています。
昔は、各家庭で鶏を飼っていたそうですが今ではそういう家も殆ど無くなって
しまったそうです。昔から豆と一緒に食べる文化があったそうです。
特に、右上の赤身のような肝が抜群に美味しかったです。

「黒豚串焼き」(¥580)
鹿児島名物の黒豚の串焼きです。
シンプルに塩胡椒での味付けですが、お肉は噛むと肉汁がジュワッと広がります。
また脂身が甘いので、塩胡椒のピリ辛さといい塩梅で美味しく頂けます。

「三種盛り1人前」(¥1,100)
鯛、カンパチ、ヤリイカ、タコのお刺身です。
大将と心地のいい会話を楽しみながら、美味しい刺身を頂きます。
刺身が美味しかったので、煮魚も追加注文です。

「金目鯛(頭付き)の煮付け」(¥2,000)
見事なお頭です。かなり時間をかけて煮付けられているようで、身に出汁が染みこんで
抜群の美味しさです。
絹ごし豆腐と一緒に提供されるのは初めてのパターンですね。
最近、本当に魚の煮付けを美味しいと思えるようになったのは、嬉しい進歩ですね。

ちょっと嬉しかったのは、芋焼酎のお湯割りを注文すると、陶器に入って提供されて
きました。これなかなか冷めなくて、いい感じです。
いつまでも、美味しくお酒を楽しめます。

割烹やさんのようなお店の雰囲気ですが、お値段もそんなに高くないので、美味しい
郷土料理をお酒と共に静かな雰囲気で頂ける嬉しい店でした。

入り口の緑の提灯は、地産地消の証ですね。大将のお話を聞きながら美味しく料理を
頂けました。この後も何軒か霧島の夜の街を楽しみます!