40歳を超えてから、厄除けや健康祈願のために、神社やお寺を参拝することが多くなった
けど、その頃から是非一度はお詣りをしてみたいと思っていたいくつかある場所の一つで
あるこの地を漸く訪れることができた。
その場所とは、香川県琴平町にある「金刀比羅宮」
仕事で高松を訪れることはよくあったけど、なかなかお邪魔することができなかったので
ホントに漸く訪れることができました。

この場所が、785段もの石段を登り切った場所にある「本宮拝殿」です。
年末であったので、普段と異なり初詣の準備がされていました。
普段は、このような本宮の入り口は、板による坂にはなっていないようです。
石段を登り切ったという爽快感が、この荘厳な建物を前に更に気が引き締まります。

朝7時で高松駅近くのホテルを出発し、レンタカーで金刀比羅宮経向かいます。

40分ほど走って漸く琴平の街に到着です。

こんぴらさんに無事到着し、近くの駐車場に車を止めて参道に向かいます。

参道がかなり長いですね。これから訪れる試練を待ち構えているみたいです。

ココが、石段のスタート地点です。最初は比較的段差も少なく登りやすいです。

まだ8時過ぎだったので、人影も少なく参道沿いのお土産物屋さんも閉まっています。

113段目には、一之坂鳥居に漸く到着です。

脇には、備前焼の狛犬の像があります。
この写真は帰りがけに撮ったので、朝日に照らされて綺麗に輝いています。

ここから、石段が急になってくるみたいです。

確かに角度がついてきますね。流石にちょっと足が疲れてきます。
遠い視線の先には、第一の目的地が見えています。

この場所が、本殿と間違える人もいるみたいですね。

この場所が、「大門(オウモン)」です。
石段365段目になります。1年間と同じ数字と言うことは節目と言うことですかね?

この大門を超えると、しばらく平坦な道が続きます。
この場所は、桜馬場といわれているようで、春先には桜並木が綺麗だそうです。
ちなみに入り口付近には「五人百姓」といわれる飴売りのお姉さん方がいます。
このお姉さん方しか、この境内での商売は許されていないようです。

この先を行くと、「こんぴら狗のゴン」が迎えてくれます。
昔は、飼い主に代わって犬が、お詣りをしていたようです。

431段目には、「桜馬場西詰同鳥居」があります。
ココを登って右手に行くと、書院があります。

この四脚門を抜けると・・・。
ちなみに、国の重要指定文化財だそうです。

書院の右手には、御守所もあります。
書院を出て、またしばらく歩くと500段目の石段からまた坂を登ります。

しばらく登ると右手に祓戸社が見えます。

ついに、628段目には、「旭社」がお目見えします。
最初は、この旭社が本宮なのかと勘違いしましたが、結構そういう人が多いようで、
ここで、帰ってしまう人も多いらしいです。

この青銅鳥居を抜けると、戦国時代のある大名に関係したものが登場します。

「賢木門」です。

この門は、戦国時代に四国地方を治めていた長宗我部元親が、讃岐を侵攻するときに
金毘羅大権現を焼き討ちにしようとし、隣の山に陣取ったとき、お山の草木が全て
敵兵に見えて半狂乱になったそうです。
その時に長宗我部元親が、神のたたりと考えて急遽、二天門を奉納したらしいです。

しかし、その際に焦って建立したため、一本だけ柱が本末逆さまになり、当時は、

「逆木門(サカキモン)」と呼ばれていましたが、縁起がよくないということで、
現在の「賢木門」という文字に変えたらしいです。

実は、写真を撮った際には、何も知らなかったのですが、なぜかこの門の名前が
異様に気になって写真を撮っていたので、その時に何かを感じ取っていたんですかね?
この後は、まもなく本宮に到着するのですが、行く手を阻むように最難関の急激な
石段が待ち構えます。

登り切った場所から写真を撮りましたが、とんでもない階段です。
この785段目の石段を登ると、ついに本宮拝殿に到着します。

本宮拝殿にお詣り後に、おみくじを引かせて頂きます。

開運クジです。

今回も無事に大吉のおみくじを引くことができました。
是非、今後も良い年を過ごすことができればいいですね。
 
神楽殿の太鼓が煌びやかですね。

本殿脇には、ご神木が本殿を覆うように生えています。
生命のパワーをかなり感じますね。自然のパワーを充填させて頂きます。

実は金毘羅宮は、海の守り神でも有名みたいですね。
全国の海運事業者が奉納をされていました。

帰りには、神馬の「月琴号」を見ることができました。

「ルーチェ号」が顔を覗かしてくれました。ちなみにお父さんはG1馬の
マヤノトップガンだそうです。
無事にお詣りを終えて、帰りの参道では、讃岐うどんや「お箸」などのお土産を
購入して帰ります。
初めてのこんぴらさんのお詣りでしたが、無事に785段の石段を登り切った爽快感と
お詣りの満足感、ご神木からのパワーの充填で充実した気分です。
また是非来てみたいですね。